nCounter® CAR-T Characterization Panel
みなさまの研究の一助に
nCounter CAR-T Characterization Panelは、堅牢な生成物放出アッセイの開発を促進するため、CAR-T療法の専門家と協働で製作されました。自動かつ再現性のあるアッセイを用いて、研究および製造アプリケーション用のCAR-T製品をプロファイルします。CAR-T Characterization Gene Expression Panelは、CAR-Tの新開発やQCに最適で、CAR-Tの製造ワークフローの効率化に役立ち、白血球アフェレーシスから投与までの時間を短縮できる可能性を秘めています。このパネルにより、780のヒト遺伝子を用いてCAR-Tバイオロジーの8つの重要な要素を測定できます。
この分野の専門家が開発した最新バイオロジーを活用すれば、CAR-Tの知見を深めることができます。
- CAR-Tのメソッド開発を最適化
- 製造品質基準を作成
- 代謝の適応度および持続性を測定
- 投与後の疲弊および毒性のモニタリング
製品情報
パートナーシップ
NanoStringは、欧州連合におけるInnovative Medicines Initiative (IMI)コンソーシアムのパートナーとして、Servier(プロジェクトリーダーとして)、Bayer、Janssen、およびTakedaと協働で、CAR-T細胞療法の開発、製造、配送に使用される代表的分析メソッドの開発に取り組んでいます。IMIは医療研究に特化した世界最大の官民パートナーシップです。
TCR多様性レポートは、ROSALIND® プラットフォーム内で使用するためには別途ライセンスが必要ですが、このレポートでは、T細胞受容体の可変領域の発現について評価されています。可変領域は全体的な発現(バックグラウンド以上または以下)に対して評価され、パネルスタンダードにノーマライズされます。これにより、これらの可変領域のより正確な定量が可能になります。TCR多様性の推定値が算出され、指定したグループピング変数との関連を示します。
TCRスコアにより、サンプル内のT細胞受容体β可変領域の多様性が算出されます。このスコアは、ある集団内の種の多様性の数学的尺度である、Shannon多様性指数計算に基づいています。この生態学的な計算により、特定のサンプル内と特定のデータセット内のT細胞受容体集団内に存在する可変領域の存在量と均一性が説明されます。与えられたスコアはデータセット内の相対値となります。高いTCRスコアは可変領域のより多様性のある集団、すなわちクローン性の低い集団であることを意味し、低いTCRスコアは多様性が低い、すなわちよりクローン性の高い集団であることを意味します。実際のクローン性は、T細胞受容体の全シーケンスによってのみ特定できますが、クローン性の推測はTCR β可変領域の多様性を測定することで可能です。
TCR多様性レポートのデモバージョンのダウンロードについては、こちらをご確認ください。また、対応するTCR多様性レポートの概要ファイルについては、こちらをご確認ください。
ROSALINDは、バイオインフォマティクスまたはプログラミングスキルが不要なクラウドベースのプラットフォームであり、差次的な遺伝子発現データの解析と解釈を行います。以下のガイドモジュールを用いてnCounterのデータ解析を簡単に行えます。
- ノーマライゼーション
- 品質管理
- 個別のパスウェイ解析
- 差次的発現
- 遺伝子セット解析
nCounterをご使用のお客様は、無償でROSALINDにアクセスいただけます。
関連リソース
論文
Two Cases of Severe Pulmonary Toxicity from Highly Active Mesothelin-Directed CAR T Cells
Multiple clinical studies have treated mesothelin (MSLN)-positive solid tumors by administering MSLN-directed chimeric antigen receptor (CAR) T cells. Although these products are generally safe, efficacy is limited.
Biological and Clinical Implications of Gene-Expression Profiling in Diffuse Large B-Cell Lymphoma: A Proposal for a Targeted BLYM-777 Consortium Panel as Part of a Multilayered Analytical Approach
Simple Summary: This review summarizes gene-expression profiling insights into the background and origination of diffuse large B-cell lymphomas (DLBCL). To further unravel the molecular biology of these lymphomas, a consortium panel called BLYM-777 was designed including genes important for subtype classifications, genetic pathways, tumor-microenvironment, immune response and resistance to targeted therapies.
Molecular and Functional Signatures Associated with CAR T Cell Exhaustion and Impaired Clinical Response in Patients with B Cell Malignancies
Despite the high rates of complete remission following chimeric antigen receptor (CAR) T cell therapy, its full capacity is currently limited by the generation of dysfunctional CAR T cells. Senescent or exhausted CAR T cells possess poor targeting and effector functions, as well as impaired cell proliferation and persistence in vivo.